看護師の職場で給与以外にポイントになるのは、法定外福利厚生が充実していることにあります。
質の良い看護を提供するためには、優秀な人材を確保する必要があります。そのためには、その職場に勤める魅力があることが大切で、長く勤めたくなるような環境を作ることが必要です。
看護師をサポートしてくれる福利厚生には2種類あって、健康保険や厚生年金や社会保険など法律で義務付けられている法定福利厚生と、職場の任意により行われる法定外福利厚生があります。そんな法定外福利厚生は、職場によって違います。住宅手当や通勤手当、人間ドックなどの支援や育児や介護に関するサポート、リフレッシュ休暇や誕生日休暇、生理休暇などもそうです。
また、制服補助などもあります。そういった手当を増やすことで収入が充実し、働くモチベーション向上にもつながります。それ以外に多少不満があったとしても、収入面がいいことで不満も解消されることがあります。さらに、看護師としてキャリアアップしたい場合のキャリア支援も、大きなポイントです。研修や通信教育に関する費用の補助など、資格取得のためのサポートが充実しているところもあります。
こうした法定外福利厚生が充実しているところを、職場選択の基準にすることで、子育て後に復帰したい看護師や、ライフスタイルによって変化する状況があっても、長く働き続けられる職場が見つかる可能性があります。そのため、看護師の人材不足解消には、この法定外福利厚生の充実がカギになるのではないでしょうか。